当社の様子をより知っていただくために今日は最近の当社のお客様の傾向・今後の展望etcについてお話しします。
建築屋出身の私は在職中から外構に興味を持ち、長年勤めあげた後 約15年ほど前、外構会社に転職の後、独立し8年ほど前に現在の展示場を開設、今に至っています。
建築と外構の違いは 法規制があって制約の多い建築に比べてほとんど何の制約もない外構は作り手の感性・センスによってどんなものにもどんな風にも作り上げることの出来る完全に自由で無限の可能性あるジャンルだと思います。
だからこの仕事、言われるままの作業のみの仕事には絶対したくなかった。
よって下請けはNG! 当初からこの気持ちを持ち続け、今後もこのスタイルは変わることはありません。
サラリーマン生活も長くやってきて 今更誰かの顔色を伺うのは御免、自分の好きなことを思いっきりやろうと。それが開設の志です。
その代わり好奇心を持ち続け、スキルを磨くことを怠らず挑戦を今も続けています。
さて前置きが長くなりまして・・・
開設当時からお客様もまずまずあり、当初は近郊の方のお庭の改修相談が多く、それこそいろんな種類の工事をさせていただきました。 新築後 5年以内 割と初期の段階での改修が多いこと、現実問題 新築の外構にあまり満足していない方が予想以上に多いこと、などを実感として知りました。
そして展示場開設後、何年かたってHPを開設してから変化は起こります。
まずHP作成にあたって製作会社の方が驚いたことは載せる作品の豊富さでした。 何しろ下請けなしのすべて自社請けのため 施工事例や掲載の写真はすべて当社施工のものです。 こんな会社はまずありませんといわれました。
そしてエリアもだんだん広がっていき、又約350坪の広い実体験の味わえる展示場があるため
遠方からの来場も徐々に増えてきました。遠くは横浜・茅ヶ崎・八王子・調布・つくばなど
わざわざお越しいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな中、私の中でいつも気になっていたのが開設当初からずっと持ち続けている
家を新築した時に 外構でも皆さんに是非満足してほしい
このことでした。
開設時、知り合いに話した時「そんなの無理に決まっている。新築の外構は建築会社がしっかり押さえているし、建てる人もそんなもんだと思っているからお前みたいな小さな外構業者が頑張っても誰からも依頼なんてそうやすやすとくるわけない!」 と。
でも私は納得いかず諦めることもありませんでした。
なぜなら
前回のブログにも書いたように
住宅会社の営業マンAは 自分の家は住宅メーカーAで建てます。がしかし、この営業マン
外構工事は住宅メーカーAには絶対頼みません。このことがすべてを物語っています。
そして、 現に外構工事に満足していない新築住まいの方の数々、現実。
逆に建築会社に外構工事を頼むメリットってなに?そのことを私は聞きたいです。
はじめてでよくわからないから? 面倒だから?言われるままに、 大半がそうだと思います。
そもそも 外構は建築会社の専門外の分野なんです。
たいていの方がマイホーム新築は初めての出来事ですしわからないこともいっぱい
それにも増して夢もいっぱいですよね。 大金もかかります。
だから新築の方どうか目覚めてください。
あとで後悔しても遅いのです。 面倒がらずに今一度 よーく考えてください。
コストと内容の両面から考えてみて、専門外の建築会社に大金のかかる外構を任せていいんですか?それが正解でしょうか?
そんな思いが少しずつ通じてきたのかここ数年は新築外構のご依頼がかなり増えてきてるのが当社の現状です もちろん お庭の改修も安定してご依頼いただいています。
ではとにかく外構会社に頼めばそれでいいのかというと、ここが問題です。
現在、大半の外構会社が建築会社からのお客様の紹介で成り立っている下請けです。
忙しい、忙しいと言っている外構会社の大半がそうです。
なぜなら黙っててもお客様はくるし、なんの努力もしないで経営が成り立つからです。
下請け仕事に忙しいだけです。 忙しいだけで達成感はありません。
気持ちはわからないわけではありませんが、ある意味では外構会社が自ら望んでこの状態に
なったとも言えます。 何しろある面、楽ですから。
そして外構会社を完全に子会社化した建築会社は実際何にもしないでお客様の要望もたいして聞かずマージンだけはしっかりとる。出来栄えはどうかというと、言わずもがな、そして
金額だけは余分にとられて。
そんな状況に嫌気がさし、建築会社の下請けから抜け出したい!という
同業の外構会社は結構います。
だけど一度下請けに甘んじてしまうと、はっきり言って100%抜け出せません。
なぜなら今まで集客にも外構会社としてのスキルを磨くことも一切せずきたものが
いざ下請け脱却!といったって、あすからたちまち路頭に迷うだけです。
というわけで下請け中心ではなければ・・とそこで最近出てきたのがSNSでの
外構会社紹介サイト。いい外構会社を紹介しますというもの。
ひとことで言って これも結局建築会社と同じ形を変えた紹介システム。
まず、自社外構に誇りを持っている外構会社はこのサイトに登録しません。
登録するのは安易にお客様をもらおうという下請け意識と何ら変わりません。
そして なんでもそうですが紹介というと必ず紹介料が発生します。
紹介斡旋業はその紹介料が収入源です。紹介の効果なんてどうでもいいわけです。
では 建築会社の下請けもダメSNSの紹介サイトもダメとなると
一体どうしたらいいのでしょうか。
とにかく面倒がらずに自分で自分の感覚で相性の合う外構会社を探すことです。
一生に一度の事です。大金のかかることです。
毎日 目にするものです。 夢を実現するためです。 だからです。
そんな中、私どもとご縁の出来た方、私はその熱意と勇気に対し
リスペクトし精一杯心を込めて提案・施工させていただいています。
中でも
最近は早い段階でのご相談が多くあります。
土地探しの段階でまだ土地が未定の方、土地は決まっているけれどこれから建築をはじめる方
や建て始めて基礎工事の段階の方など
実は早ければ早いほど歓迎です。早すぎるということは決してありません。
逆に完成間際になってのご依頼の場合、希望通りの工期設定が難しいことがありますので
要注意です。
そして最近の傾向としましてリモートワークの影響からか県外 東京や神奈川から
千葉に移住や別荘の外構のご依頼が多く見受けられます。
もちろん千葉県内のお客様も依然と変わらずあります。
県外の場合、遠くの外構会社がわざわざ千葉まで行くにはコストも大変かかりますし、残土や生コンその他現地調達も難しくなにかと不都合な点が多く嫌がります。
そんななか地元の外構業者にという方がとても増えてきています。
打ち合わせもなんら支障なく皆さん喜んでいただいています。
どうか千葉県以外にお住まいで千葉県に家をお建ての際は是非ご検討ください。
特に最近人気のドライガーデン植物・ヤシの木などはビックリするくらい安価で提供できます。
主たるエリアの千葉県外房地区は田舎ではありますが、温暖で土地も安く都内にも通え
広い敷地で思いっきり庭づくりを楽しめます。私も思いっきりご提案できます。
以上が最近の私どもとご縁を持たせていただいていますお客様の傾向です。
外構は建築とは別個の完全に独立した分野の業種だと常に私は思っています。
外構会社がさらにスキルを磨きお客様に誇りをもって提案・施工できることを
のぞんでいます。
次回は
私が外構会社でどんなことをやりたかったのか、どんなことをやっているのか、について
お話ししたいと思います。
野田清隆