すっかり定着したDIY人気。ホームセンターでもプロ仕様の溶接機や切断機といった工具が、資格なしに購入できるようになりました。
特にこれからの季節、お庭のエクステリア工事もDIYでやってみよう、とお考えの方も多いかもしれません。ゼロからつくりあげる楽しさのあるDIYですが、思わぬ危険もひそんでいます。
今回はプロの見地から、外構工事におけるDIYの注意点をご紹介します。
■人気のアプローチ工事。その動線・材料、大丈夫ですか?
DIYで人気があるものの一つに、外構アプローチづくりがあります。外構アプローチとは、家前面の道路あるいは門から玄関まで続く通路のことを示します。ゲストを迎える際にはもちろんのこと、目の前の道路を行き来する人たちの目にもつきやすいので、家の佇まいにも影響します。
失敗しがちな例としては、コストを安く抑えようとするあまり、粗悪な材料を使ってしまうこと。耐久性を欠いて結局はすぐにやりかえが必要になったり、無味乾燥な仕上がりになってしまいます。一方でデザインにこだわるあまり、見た目優先で濡れるとすべりやすいタイルを使ってしまうというケースも。
また動線をしっかり考えておらず、雨の日の車で買い物に出かけて帰宅した時、アプローチの位置が悪く、玄関に荷物を運ぶまで濡れてしまうということもよくあります。
門から玄関までは行き来しやすくとも、意外と駐車場との関係は見落としがちなので注意したいものです。
ただ効率一辺倒でも、味気ないもの。毎日出入りする場所なので、快適な雰囲気に仕上げたいですよね。あえてアプローチを蛇行させて植栽を施すと、見栄えもよく、歩いているだけで楽しくなります。
こうした効率のよさや機能性と、見た目のバランスはDIYでは難しいもの。せっかく機材や材料を購入しても徒労に終わってしまう可能性もあるので、プロに依頼するのがコスト面でも工期の面でも近道と言えます。
■家を守る頑丈なブロックフェンス。ただしDIYでは倒壊の危険も
同じくDIYでチャレンジされることが多い外構工事が、フェンスの設置です。
最近はゲリラ豪雨や台風など自然災害が激化する傾向から、ブロックフェンス(ブロック塀)も人気です。
木のルーバーやメッシュなど軽量な素材が使われるタイプに対し、ブロックフェンスはコンクリートやレンガ、石といった重量のあるブロック状の材料を用いたフェンスを意味します。しかしブロックフェンスは、軽く加工しやすい木材を組み合わせてつくるように簡単にはいきません。
ブロックフェンスは建築基準法という国が定めた法律で、安全性を確保するために、高さや厚みなどの基準が細かく定められており、基礎のつくり方やブロックの継ぎ方などにも細かい規定があるのです。
このような規定を守らないと、頑丈さや耐久性が十分に発揮できず、地震の際に倒れてしまうという事故も起きかねません。ブロックフェンスが倒れて人をケガをさせてしまうと、裁判沙汰にもなる場合もあるので要注意です。
またブロックフェンスは道路からの視線を遮りプライバシーを守れるメリットがある一方、高さや場所によっては風や光も遮ってしまうこともあるため、常にフェンスのまわりがジメジメしたりカビが生えてしまうという失敗例もよくあります。施工だけでなく、作った後の日常の快適性も気を配りたいものです。
■施工は必ずエクステリアのプロに依頼を!
このように外構工事のDIYは仕上がりが理想と違ってしまうだけではなく、日々の使い勝手の悪さからストレスの原因となってしまったり、他人にケガをさせてしまう危険も。こうした失敗を避けるためにも、外構工事のDIYはプロに依頼するのがおすすめです。
千葉県大網白里市の「Gardenウィズテリア」では、エクステリア工事の実績が豊富で、ていねいに皆様のお話に耳を傾け、予算に応じてさまざまなご提案をしております。疑問に思われることやお悩みのことがございましたら、お気軽にご相談ください。