10人のプランナーがいたら10通りの、100人なら100通りのエクステリアプランができるといわれています。 それだけ繊細で微妙なニュアンスを形にするのが外構というジャンルだと私は思っています。
さて、営業の人に要望をお話しし、持ちかえってデザインしてもらって、図面を作成し、めでたく契約することになり、工事となり、監督さんを紹介され、さらに職人さんがいる。 そして、 一番初めに想いを託した営業さんの姿はいつの間にかなくなっている・・・・
・外構は 微妙な世界・・
言葉でうまく説明できないほんの些細な思いをわかってほしい!と託したのに、つぎつぎと人が変わるにしたがって 最初にいだいた思いはいつしか、さみしさと無念と諦めに変わってしまっていく。 そんな経験、ありませんか?
私は外構会社は業務の分担は、すべきではないと思っています。
想いを託された最初の人は最後まで必ず中心となって想いを叶える。
外構会社の見極め方って 案外 こんなところにあるのかもしれません。
実をいうと、私どもは従業員が私一人なので、自ずと最初から最後まで、お打ち合わせからデザイン、図面作成、工事の監督、時には工事まで、すべて私がやることになります。 私は、職人上がりではありませんので、工事は職人さんの応援をかりますが、私も一緒に手伝うこともよくあります。
これからもこの方針を変えるつもりはありません。
その代わり反対に、 私どもの苦手とするところ、弱点があります。
● まず工事をこなすパワー不足ですから、一度に大規模な工事を短期間のう
ちにやり遂げることができません。
● 内容やデザインは後にして、とにかく値段が安ければそれでいい、という
方には不向きでしょうし、私どもも苦手です。
● 特別なケースを除き、完成日は絶対厳守! も苦手です。
というのは、外構の場合、工事がはじまってから予期しないことが起こる
ケースや、いいものをつくりたい一心で工事途中でもお客様と相談の上、
使い勝手やデザイン面から変更して完成が延びることがあります。
その点のご理解をいただきたく思っています。 そして、工期の遅れ
でお叱りをいただいたことは今まで一度もありません。
● お客様の おおよそのご予算を教えてください。
というのは、外構の場合、お金はかけようと思えばいくらでもかけられま
す。予定されているおおよそのご予算をお聞かせいただければその範囲内
におさまるよういろんな方法でご提案できるのですが、ご予算がわからな
いと作りようがなく、的外れな計画になってしまいます。
予算はいいから、とにかく計画をつくれ、というのは 苦手です。
● 要望、ご希望をお話ください。
漠然としたイメージで結構ですので とにかく最低限の要望を
お願いいたします。もちろん、要望はいくらいただいてもかまいません。
何にも要望はない、と言われる方に限って いざ提案すると イメージと
全然違う・と言われるケースが往々にしてありますので、お願いします。
あなたのお庭をトータルに提案します
外構会社がよく使うキャッチフレーズですが、一体これってどういう意味なんでしょう。
私は外構とは次の4つの要素の複合体だと思っています。
● ひとつはブロックを積んだりコンクリートを流したりの土木工事的要素
● 次に色彩感覚やデザイン力
さらに、●樹木、草花などの知識、コーディネイト力
そして、●できれば最低限の建築知識
土木会社・デザイン事務所・造園屋さん・建築屋さん
これらの要素をひとつの会社でまかなってくれたら・・いいですね。
とにかく外構を考えるとき
どんな外構会社と出逢えるか
どんな担当者と出逢えるか
そして、どこまで付き合ってくれるか?